「もうタバコはやめたんだ」そう言って清清しい笑顔を見せていた友人が、久しぶりに会った時には再び喫煙していた、なんていうことはありませんか?
個人差があることですが、せっかく禁煙できたのに、それが数ヶ月、数年が経った後にふとタバコが吸いたくなるときがあるのだそうです。
禁煙したいのに、なかなかタバコがやめられない、それは、喫煙が単なるニコチン中毒ではなく、ひとつの習慣病だからです。
人が一度心地よいと思って習慣づけてしまったことを変えるのは、なかなか難しいことです。
人がタバコを吸う時には、たとえそれを意識していなくても、何かしらきっかけがあるはずです。
たとえばコーヒーを飲むとき、お酒の席に着いたとき、など、「このようなシチュエーションではタバコを吸う」という習慣がついてしまっているのです。
禁煙を成功させる方法としては、これらの習慣を変えていくことが挙げられます。
タバコを吸ってしまうきっかけを除去するのではなく、他の行動に替えていくのです。
例えば寝起きにタバコを吸う習慣のある人は、起きたらすぐ冷たい水やフレッシュジュースを飲んだりストレッチ体操をする。
食後に一服する習慣のある人は、食べたらすぐ歯磨きをする。
お酒の席ではできれば禁煙席に着いたり、ダーツなどで楽しむ。
家で手持ち無沙汰なときにタバコに手が伸びてしまう人は、ウォーキングに出かけたりスポーツジムに通ったり、何か習い事を始めるのもよいですね。
一般的に、禁煙を始めて1ヶ月が過ぎる頃には、からだはニコチンを求めなくなるのだそうです。
しかしタバコを吸っていたときの行動記憶が残っているため、何かのきっかけで吸いたくなるときがあると言われます。
たとえばコーヒーを飲む時には必ずいつもタバコを吸っていたりとか、通勤中の車の中では毎日欠かさず吸っていたため、コーヒーを飲むことや通勤という行動がタバコの記憶と結びついてしまうのです。
これらの行動記憶を克服する方法としては、通勤手段を変えてみたり、食後のコーヒーをやめて歯磨きをする、仕事のストレスを上手に発散させることなどがあります。
また、ジムに通ったりウォーキングを始めるなど毎日の生活に運動を取り入れる、休日にできる趣味を見つけて没頭する、などという方法も禁煙生活を続ける上で有効です。
タバコを吸っていた頃の行動記憶が末梢できるまでには3ヶ月はかかると言われますが、最初の1ヶ月を乗り越えれば禁煙成功率は高くなります。
禁煙を決めたなら、新しい自分に生まれ変わったつもりで、毎日の生活パターンを変えてみると効果的です。
タバコとセットになっていた行動をとったときに他のことに置き換える方法で、タバコの本数を減らしていきましょう。
禁煙を始めると、今までタバコを吸っていた時間は「我慢の時間」と捉えがちですが、そうではなく、今までタバコに費やしていた時間をそれ以上の楽しみの時間に置き換えればよいのです。
禁煙を楽しめるようになれば、しめたものですよ。


